うたう会ボロベヤ 語り合う会 895


「あきら」以前…「ハム吉」 (後)

1:Kin :

2024/04/14 (Sun) 16:30:02

https://bbs10.fc2bbs.net//bbs/img/_897600/897595/full/897595_1713079803.jpg ◆晩秋。晴れの日が少なくなり、寒くなって来ました。
 そんなある日。久し振りの晴天で、温かい日でした。
 冬も近くなるし、「ハム吉」に少しでも日光を当ててやろうと 2階のベランダに ケージごと出してやりました。
 直射日光が当たるようにして、ビタミンD がいっぱいできて「ハム吉」がこれからも元気でいられるようにと考えていました。
 1時間くらい経って、もうそろそろいいかなぁ、と思い、元気になった「ハム吉」を見に行きました。

◆「ハム吉」は、ぐったりしていました。
 突っついてみても身動 しません。どうも 死んでしまったようでした。

◆妻が帰ってきてから、その話をすると「ハムスターには日光と暑さは天敵」と言われました。
 その時は、まだネットもやっていなかったし、ハムスターについて調べてもいませんでした。
 無知とは恐ろしいものです。
 「ハム吉」は喜んでいるように見えましたが、高い所から飛び降りるのも禁忌だとか。
 後悔しました。

◆娘たちも帰って来て、亡くなったことを知り、驚いていました。
 小学校3年生の上の娘が「お父さん ハム吉の体を調べてもいい?」と言います。
 「えっ。だけど、死んでいるよ」と。
 すでに真っ白い軍手を用意していて準備していました。
 しばらく、亡くなった「ハム吉」を手に取って、 口をちょっと開けてみたり、体の様子を色々と見ていました。

◆その後、僕は小学生の授業で1階の教室に降りました。
 妻と2人の娘は、小さな庭の花壇に「ハム吉」を埋めて、弔いました。

 【「あきら」9か月】
   

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